偉大なる明王・不動明王さまが炎とともに現れるお姿と梵字を描いた、
見開きサイズの御朱印を頒布しております。
参拝の記念としての朱印はもちろん、
魔除けや厄払い、祈願時など、真言を唱えて祈る日々にお役立ていただける
祈りのための御朱印でございます。
※サイズ 御朱印見開きサイズ（160mm×横220mm）
この大明王は 大威力あり
「聖不動経」より
大悲の徳のゆえに 青黒の形を現じ
大定の徳のゆえに 金剛石に座し
大智慧のゆえに 大火焔を現じたもう
この大明王は 住む処なし
ただ信じる者の心に住まう
不動明王さまの「明」は真言を表し、
「真実の言葉を持つ」最強の明王です。
真言は、神仏のお力を引き寄せる「真実の言葉」です。
心を静めて正確に真言を唱えることで言霊の力を授かり
悩みや煩悩が砕かれて、あらゆる願い事が叶う密教の教えです。
不動明王と炎の御朱印は、ご参拝の証しとしての御朱印はもちろん、
真言を唱えて祈るための「祈りのための御朱印」を目指しました。
間連ページ●声に出して唱えることで絶大な力を発揮する「御真言」
この御朱印は護摩祈祷時に、不動明王の炎にご自身で
おかざしいただけます（火加持）｜一乗院 護摩祈祷月例祭
毎月第二日曜日に一般開放しております一乗院の護摩祈祷では
祈祷開始の前に、護摩木と合せて御朱印をご準備いただきますと
各々で直接、御朱印を護摩祈祷の炎におあていただけます。
一乗院主による祈祷のなか、自身で願い事を強く念じながらの火加持により、
さらに不動明王のパワーを宿らせた御朱印となります。
ご自宅での瞑想や真言を唱える時などにお役立てください。
「一字秘密咒・生々而加護」
不動尊を超える大慈悲の仏はいない
「ひとり残らず人々を救う」というご覚悟から、
憤怒のお姿になられた不動明王さま。
そのお姿は、どんなに間違った道を行く者でも
ひとり残らず救済しようとする慈悲の現れといいます。
不動明王さまが定められた誓いに
「一字秘密咒・生々而加護」というご誓願があります。
いちじひみつじゅ しょうじょうにかご と読みます。
ひとたび不動明王の真言を唱えて拝んだ者は、
生まれ変わり、死に変わり、またどこに生まれようと
未来永劫にわたって不動明王として守り続ける、という力強い誓いです。
「こんな目に遭わせても、まだわからぬのか！」
右目で天をにらみつけ、左目で地をにらむ「天地眼」に
天と地を向いて剥き出した牙…
厳しい言葉と怖い表情で描かれることが多いお不動様ですが
涙を流しながら険しい表情で諭している。
怖いだけではない、慈悲深いお姿の不動明王さまを描きたい。
何十枚ものデザイン画を経て、ようやくたどり着いたのは
「わかっている」「前へ進め」「助けるから生きろ」
そう寄り添ってくださるお不動様でした。
右手に持った剣で脅しながら
地獄の入口で炎を背にし、間違った道を阻み
罪やけがれ、煩悩を焼き尽くしてくださる。
くじけそうな時や気力が枯れ果てた時、
もうダメかと弱気から戻れない時、
願いと祈りで、これまでも不動明王さまに救われてきたのです。
折々に護摩祈祷を重ねてきましたが、
いつしか生きている年月を重ねるうちに身に染みて感じることになったのは
「他人の方が、自分よりもよほど傷ついているのだ」ということ。
みんな普通の顔をして社会の中で生きているけれど、
それぞれにいろいろな事情を抱えて
誰ひとり避けることができない生老病死を四苦八苦しながら経験している。
それを「わかっている」「大丈夫だ」「生きろ生きろ」と見守ってくださっている。
そんなお不動様を目指してたどり着いたお不動様です。
除災招福や悪霊退散、現世利益など
今お困りのことやどうしてもかなえたい願いに
一乗院と「祈りのための不動明王と炎の御朱印」を
どうぞ、お役立てください。